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2021年 6月 14日 大学学科紹介
こんにちは!担任助手の河野です。
昨日は全国統一高校生テストでしたが、どうでしたか?
特に全学年統一部門で受けた方は外部会場だったため、いつもと違う環境でどれだけ力が発揮できるのか、というところを試すことができる貴重な機会になります。
模試は当日中に自己採点をして、復習をしましょう。記憶が新しいうちに復習して、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう!
模試の話については先週まで多くの担任助手が紹介していたので、参考にしてみてください!
さて、今日のテーマは大学の学科紹介です。
私は日本大学芸術学部放送学科に通っています。
前も見ましたけど!?という方もいるかもしれませんが、今月末にオープンキャンパスが開催されるのでその前置き、という感じで読んでもらえればと思います。
前回よりも詳しい授業内容や、私の個人的感想も交えながらお話ししていきます。
まず、芸術系の大学ということを聞いて皆さんはどんなイメージを持ちますか?
私は入学するまではなんとなく変わった人が多いのかなと思っていました。変わっている、というより、人が思いもよらないような視点からクリエイティブなものを作り出す、唯一無二の人がたくさんいる、という印象でした。
いざ大学生活が始まってみると、もちろんこの人面白いな、と思う人もいました。ですが、その他にもテレビやラジオが好き、ただただ面白そうだと思って来た、という興味本位で入学した人もいました。私の友達の中には、将来声優になりたくて来年から声優養成所に通う!と言っている子もいて、テレビやラジオなどのメディアで活躍したいという人の中でも意外といろいろな将来展望を持った人がいるんだな、と感じました。自分の周りに面白い人がたくさんいると自分も毎日刺激を受けます。
次にキャンパス内について少し紹介します。
場所は江古田というところにあります。池袋付近なので、つくばからだと電車で1時間半くらいになります。
池袋に近い、と言いつつもTHE・都会という感じではなく下町感のある落ち着いた雰囲気の場所です。
キャンパス内は、一つの学部しかないので大きい、という感じではありませんが、楽器の練習室や、撮影スタジオなど、学科ならではの施設が至る所にあります。放送学科特有の設備だと、ラジオの録音ブースやテレビスタジオなどがあります。
芸術大学の中でも特殊な一面だと思います。
最後に授業についてお話しします。
外国語や体育など、割と一般的な科目から音響制作演習や映像制作演習といった、放送学科ならではの授業まで幅広く展開されています。今回はつい先日ラジオ番組のリハーサルを行ったので、音響制作演習について詳しく話していきたいと思います。
この授業では、(年度によって違いはあると思いますが)最終的に15分のラジオ音楽番組を作ることを目標としています。最初の何回かの授業では、ラジオとはいったいどんなものなのか、聴き手から作り手になっていく上でどんなことに注意すべきなのかを学びます。
ラジオ制作に向けては、7〜8人ほどの班に分かれてどのハガキを採用するか、どんな曲をかけるかなどを話し合い、作家担当の人が構成台本を作っていきます。番組全体のコンセプトをどのような方向に持っていくのかなどを決めていき、いざスタジオワークに入ります。先日のリハーサルの様子について軽く紹介します。
(http://www.nua-broadcast.net/facilities/audio.html より)
班の中の担当は
ディレクター…班の統率をとっていく。本番中はスタッフに合図を出す。
作家…番組の台本を作成する。
AD…番組内で流す曲の準備をする。本番中は音楽や効果音などを流す。
技術…本番中に音声卓を操作し、音量や音声効果を調節する。
タイムキーパー…番組全体の時間の管理をする。
パーソナリティ…番組を進行していく。
といった感じに分かれています。ちなみに私はディレクターを担当しています。
台本には曲の終わりはどのように終わらせるのか(フェードアウトなど)、どこでジングルを入れるか、などが書かれているため、スタッフ全員で本番前にどこで合図を出すのかなどを確認してスタジオに入ります。マイクテストなどをした後、本番がスタートします。
番組中は台本に沿って進行していきます。私も初めてのことだったので、少し合図のタイミングが遅くなったり、あたふたしてしまったりしました。違う曲を間違えてかけてしまうなど、リハーサルや、授業だったからよかったものの、実際に不特定多数の人に聞かれるとなったら大事故です。実際の現場で仕事をしている方の凄さを身をもって感じました。
リハーサルの後は改善点を話し合いました。私の班では時間がオーバーしてしまったため、台本を修正し直して本番に挑むことになりました。
授業についてはざっとこんな感じです。言葉だけだとわかりづらいとは思いますが、なんとなく伝わりましたか?
放送学科、というところだけでみると全国に2つしかないので、就職では「日藝の放送」という名前は強みになるみたいです。また、映画学科や写真学科、演劇学科なんかも特殊な学科なので、活躍されている方が多くいらっしゃいます。この分野で生きていきたい!と思う人、4年間かけてメディア業界で必要な知識や技能をしっかり身につけたい人にはかなり充実した学科なのではないかと思います。
自分の学びたいことが学べる大学、就職に強い大学、など大学ごとでさまざまな特色があるので自分が納得して進学できる大学を見つけてください!
次回は大岩先生です。お楽しみに!