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2018年 5月 18日 私の大学学部紹介①~筑波大学人間学群心理学類編~
こんにちは!担任助手4年の大石です!
さて、今日から3日連続で、私たち担任助手が通っている大学や学部について紹介していきたいと思います!
第1回の今日は、私と荒川先生が通っている
「筑波大学人間学群心理学類」
について紹介したいと思います!
「『心理学』って勉強したら心が読めそうで面白そう!でも実際どんなことを勉強しているんだろう…?」と思っている人、興味あるけど心理学系に進むつもりがない人でも、ぜひこの続きも読んでみてください!
そもそも心理学は文系のイメージが強いと思いますが、考え方は理系に近くて、どんな論文も基本的には実験や調査を行っており、取ったデータを統計分析にかけ、考察する、といったエビデンスに基づいた学問です。
(世の中にはそうでないものもあふれていますが…)
なので残念ながら心理学を学んでも心を読むことはできません…
ここからは心理学類の特徴を、具体的にどんなことを学ぶのかを絡めながら紹介していきます!
筑波大学心理学類の特徴①:「心理学を広く深く学ぶことができる」
心理学類は1学年50名程度とかなり小規模な学類ながら、20名以上の専任の先生が所属しています。
先生の数の規模でいったら、実は国内でもトップクラスなんです!
心理学には、
①実験心理学
…感覚や知覚の興味深い現象やその仕組み、人と動物の心の共通性や違い、脳やホルモンのメカニズムを理解する分野
例)ラットを用いた実験を通して神経のはたらきについての理解を深める
②教育心理学
…学びを支えることばなどの社会文化的仕組みや、記憶や認知現象などの基本的仕組み、学びを通した能力の発達や変化、心の変化を測定する方法(統計学)などについて理解する分野
例)モチベーションの心理学、ひとはどうやって記憶・認知しているか
③発達心理学
…幼児期、児童期、思春期、青年期、老年期といった年代別の心理や心の発達を理解す分野
例)青年期(高校生・大学生くらい)の心の発達
④社会心理学
…個人と社会の関係を心の働きという側面から理解する分野
例)対人関係の心理、人種や性別による偏った人の見方
⑤臨床心理学
…ストレスの問題や精神疾患など個人および集団の心と身体の変化やその対処法について心理学的視点から理解する分野
例)不登校やひきこもりに対する理解や支援方法、うつ病やパーソナリティー障害の方に対するカウンセリングのための理論や技法を学ぶ
の5領域がありますが、そのすべてを必修で学ぶことになっています。
大学によっては臨床心理学しか扱わなかったり、社会心理学しか扱わない大学もあります。
専攻(研究室)が分かれるのは大学3年の10月ごろになるので、それまでいろんな領域をじっくり学んだうえで専門を決定することができます。
なので、心理学に興味はあるけど具体的にやりたいことが定まっていない人にはピッタリの大学だと思います!
筑波大学心理学類の魅力②:「心理学類以外の授業での学び」
筑波大学は総合大学なので、自由単位として
体育専門学群のメンタルとレーニングに関する授業や、
芸術専門学群の造形心理学や色彩学の授業、
社会工学類の経済行動に関する授業、
看護学類の精神看護学の授業など、
他学問からの視点から見た心理学も学ぶことができます!
(私はこれらの授業全て履修し学ぶことができました!)
これは他大学にはない筑波大学ならではの魅力であると思います!
長くなりましたが、以上が心理学類4年生から見た、筑波大学人間学群心理学類の紹介でした!
明日のブログは染谷先生による日本大学理工学群まちづくり工学科の紹介です!
明日のブログもお楽しみに☆