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2021年 6月 11日 模試のいろは~地理編~

こんにちは!

担任助手の澤です。

 

最近急に暑くなってきましたね…まだ6月だというのに、30℃超えてくるのはやめてほしいものです。大学の期末試験と重なって二重に憂鬱です(笑)熱中症に気を付けて、勉強頑張っていきましょう!

 

 

 

さて今日のテーマは「模試のいろは―地理編―」です。

皆さんご存じの通り6/13は全国統一高校生テストです。東進生だけではなく一般生も参加する非常に重要な模試であることは耳に胼胝ができるほど聞かされていることと思いますが、地理を受験する皆さん、対策は万全ですか?(この時期「万全です!」と言い切れる人はそうそういないとは思いますが…)

今回のブログでは、共通テストの地理について、勉強方法などまとめていこうと思います。少しでも参考になれば幸いです。

 

 

そもそも地理という科目についてですが、大きく分けて「系統地理学」「地誌学」の2つの分野が存在します。

簡単に言ってしまえば、

 

系統地理学:ある特定の分野(農業など)について、いくつかの地域の特徴を比較する

地誌学:特定の地域について、地形や農業・工業など、多角的に検証する

 

という感じになるでしょうか。系統地理学は教科書の前半で、地誌学は後半で扱われるのが一般的かなと思います。というのも、系統地理学を扱う部分で学んだことが地誌学の部分でまとめられることが多いのです。

 

 

対策の流れとしては、教科書の順番通り、系統地理学→地誌学で進めていくのがおすすめです。ポイントとしては、

 

系統地理学:ある事象が一般的に持つ特徴をメカニズムから理解する

地誌学:各地域に特徴的な事象を、その原因から理解する

 

ことだと思います。しばしば地理は理系的な科目だと言われますが、その理由としても挙げられる通りに、ある地理現象には必ずと言っていいほど原因があります。

例えば、

 混合農業(三圃式農業)

 地中海式農業

では育てられる作物に違いが見られますが、これらの差異は各地域の気候に影響を受けています。その特徴を理解していれば、よく例に挙げられるヨーロッパ以外の地域についても「どこでこの農業が盛んに行われているのか」が類推できるようになりますよね。単なる暗記科目ではない、というところをきちんと理解したうえで勉強するととても楽しい科目だと思います。

 

 

勉強を進めていくうえでは「事象の原因について理解したうえで」事例を頭に入れることが大切だと思います。共通テストを解いていくうえでもそこに気を付けていればそんなに問題はないと思いますが、その場でデータの読取りを行う必要がある問題ももちろんあると思うので、時間配分には十分気を付けましょう。

 

 

ここまでざっとではありますが、地理の勉強方法と共通テスト模試にあたって気を付けてほしいことをまとめてきました。6/13の模試で自分の力を発揮できるように、残り少ない時間ではありますが、しっかり復習して臨みましょう!

 

 

 

【追記】

高校で習う地理に関してはなんだかんだ言っても暗記し知識を使って問題を解くことが重要視されますが、大学で地理を学ぶと、暗記よりもデータの解釈が重要視されているように感じます。大学の地理について話を聞いてみたい人は、ぜひ校舎にて澤までお声がけください。

 

 

 

次回のブログ担当は谷内先生です!お楽しみに!