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2022年 8月 10日 夏に過去問に触れるとよいワケ
皆さんこんにちはー!
テストは終わったのに合計5000字弱のレポートを抱えているため、精神的には健康ではない1年の松本です。
夏休みが始まったーと思いきや、既に8月2週目…第3回8月共通テスト本番レベル模試までは2週間をきってしまいました。
皆さん、一日の勉強量を増やせているでしょうか?最大限の頑張りを発揮できているでしょうか?
うんうん、なかなかキツい、そんな声が圧倒的多数のようです。
その悩み・不安のもとは何かと言えば、すぐに結果が出ないがゆえに自分のしていることが正しいかどうかわからないことです。前回の自分のブログで夏休みの勉強で意識すべきことを3つほど挙げましたが、それは皆さんの頑張りを伸びにつなげるための必要条件であってそれで十分かはまだわかりません。
時間が有限である中で自分の勉強の目的を意識できても、質を上げていくための量を確保しても勉強全体で効果が出てくるかですが、多くは、夏の時点ではまだはっきりと出てきません。だからこそ、つらいんですよね、、、
それが最適かいつ分かるか、それは秋か、冬か、受験3週間前か、様々です。でも、その効果が出ないこともあるかもしれません。その時になって初めてあの時期に自分がやっていた勉強は時間対効果が大きかった!あるいは、小さかった…と気づかされます。しかし、受験を終えてみて誰もが勉強計画・内容で一度は失敗をしたことがあると思いますが、その人の失敗した方法が自分では失敗にならなかった、逆にあの人の勉強でうまくいった方法が自分には合わないとか本当に人それぞれである。これだけは言えます。
だからこそ、人からの情報・提案・いかにも効果がありそうな都市伝説、様々なものが入ってくるとは思いますが取捨選択をしっかりとして、自分を強く持ってください!提案してくる人はあくまで自分の成功体験・世間的にそういう傾向があるというデータに基づいて話を進めてきます。その人と自分は全くの別人です。不安になることはこれから先に多くあると思う、というか不安になります。そんなときのためにも、これさえやれば大丈夫!この自分だけの勉強を最後までやり切ろう!というものを勉強で作りましょう!そのような確固たる意志をもって突き進んでいってほしいと思います!
さて、今回のテーマは夏の期間での2次私大の過去問演習についてです。
せっかくなので、僕が前回言った
1.手段の自己目的化
2.量 vs 質
この二つの視点から、夏の期間で過去問を解いたほうが良いという私たちの言い伝えについてどうしてこんなことを言っているのか考えてみたいと思います。
まず、1つ目についてです。結局2つ目にも関係してきてしまいますが、早期に志望校の過去問を解くとよい理由は、
頻出分野・出題形式・問題の難易が分かり、夏時点で各科目のするべき勉強量・達するべきレベル・対策が必要な特殊な出題傾向がはっきりと分かることで、問題演習で単に力がつくだけでなく志望校合格のための「必要な力」がつき、さらに夏以降の勉強方針ががっちりと定まること
だと思います。
そもそも、普段の勉強は何のため? → 志望校合格のため。ですよね?
でも、場合によっては志望校合格、つまり合格点をとる勉強になっていないかもしれません。どういうことかと言えと、全範囲に対応した勉強はもちろん大事ですがある分野だけ集中的に出ている、ある分野だけ解法を知らないとお手上げ、もはや自分が苦手だから重点的にやっていた分野が試験範囲に入っていない!なんてことも起こりうるということです。数Aが出題範囲に含まれない、理科がワークでは見ない初見の問題が並ぶ、確率漸化式頻出、英語ではリスニングがでる…
などなど頻出問題・出題範囲を知らずに直前(秋とか)まで、とりあえず全範囲に対応しておけば大丈夫っしょ!…
そんな思いを打ち砕くかの如く秋以降になって、
え!?自分の大学ってこんな出題分野偏ってんの!?そんなんだったら、夏場に全範囲まんべんなくやるよりこの分野重点的にやったほうがよかったじゃん…
とか、
うわ…この分野頻出とは聞いてたけど、ここまでのレベルを要求してくるのかよ…
など、過去問を解いて触れておけば防げた、気づけた事態が発生してしまうかもしれません。逆に、過去問演習を通して頻出分野・出題形式・問題の難易を知ることができれば、
あ、じゃあ、自分この分野弱いし、志望校では頻出だな。しかも、問題も結構ツッコんで聞いてきているからこれから夏以降重点的にやっていこう!
など、過去問演習が
志望校合格という最大の目的に向けたはっきりとした、かつこれ以上ない手段の一つ
となります。そして、これは質を高めることにもつながっています。2つ目のやつです!
最後になりますが、受験生の皆さんに今一度声を大にして言いたいのは、
これからは志望校合格に向けた自分のニガテを潰し、そして求められる力をつけていく時期
です。
ここでいう力とは、
総合的な力ではなく、その志望校に合格するために身につけるべき力・備えておくべき戦略
だと捉えてください。
有名な話?で東大合格者が京大に落ちた。というものがあります。どういうことでしょうか。
偏差値という尺度で測れば東大のほうが上ですが、
求められる学力、つまり合格のために対策すべき分野・つけるべき学力が全く違うということです。
その人は東大に特化した対策をしていたから、出題形式が全く違う京大には対応する力が足りなかったということです。東大には東大の対策、京大の対策、そして皆さんの志望校には皆さんの志望校の対策、それが求められます。いつから始めればよいか?もういいですね。早くから始めるに越したことはありません。
こうして頻出分野を知って対策する・トレーニングしていく。その中で、感覚をつかむ。
そうして、いつも通りにやる。そうすれば結果もおのずとその通りになる。(順天堂医院・天野篤先生)
ねらって合格する。
少々理想論が過ぎましたが、この流れに本番で少しでも近づくように、早くから2次私大の過去問演習をしていきましょう!少しは、早期の対策の必要性は分かっていただけたでしょうか???時間がある夏にすすめていきましょう!
長くなりましたが、以上で、今回は終わりたいと思います、、、!!!ありがとうございました、、、!!
次回の担当は、大岩香凜先生です!お楽しみにしましょう!!!!(^^♪